日帰りスキーをする場合は、よほど遠方のスキー場を利用する場合は別として、スキーバスを利用するケースが多いことでしょう。スキーバスは、バスに乗ってしまえば、あとはゲレンデまで直行ですから、たいへん便利な移動手段です。新幹線スキーツアーだと、到着駅からシャトルバスに乗り換えなければならず、スキー板やスキー靴をかかえての移動がたいへんです。スキーバスならバスの集合場所まで行き着けば、あとは安泰です。

ところがその集合場所まで行き着くというのが、意外に難しいものです。新幹線の駅と違い、場所が非常にわかりにくいためです。初めて利用する場所であれば、よほど前もって準備して、時間にも十分余裕を持たせて出かけることです。周囲の人に聞いても、新幹線の駅と違って、日帰りスキーバスの集合場所を知っている人は誰もいません。

しかも周辺一帯には、似たようなバスが数十台停車しているのが普通です。地図を頼りに移動しても、大型バスがたくさん停まっている状態だと非常に探しにくいものです。身軽な状態で探し回るのでも相当な距離になります。ましてやスキー板とスキー靴をかかえて数十台があちこちに停車している中、探し回るのはたいへんなことです。

スマートフォンを見ながら探しても、パソコンの画面と違って小さいため、見づらくて苦労する面もあります。最終的には日帰りスキーバスのスタッフに電話して聞くしかなくなりますが、同じように迷っている人が少なくない場合、電話がすぐ通じるとは限りません。